3度目の入院-3:−悪戦苦闘は続く

吐き気の原因はどうもはっきりとしないのですが、鎮痛剤(ロキソニン)の服用と何か因果関係がありそうな気がして、8月16-17日は服用を止めてみました。すると割合すっきりしたような気分になれました。それで18日からまた服用開始。しかし8月19日夕刻には再び吐き気が戻ってしまいました。それでも食事は多少なりとも食べ続けました。8月20日の昼食、なぜかすっと食べられて9割方食べたのですが後がいけない。食後横になって休んでいたら、1時間もしないうちにひどい吐き気に襲われ、とても我慢できず結局全部もどしてしまいました。その後の苦しかったこと。たまたま午後の検温時間で血圧を測ったら、看護婦さんが「100だからちょっと苦しいかもね」と言うのです。「えっ、そんなに低いの」と聞いたらなんと最低が100で最高は160だったのです。吐き気と血圧の因果関係??です。

当然夕食も手がつかず点滴で栄養剤の補給をしてもらいました。そしてまたロキソニンの服用中止。多少助かっているのは、今まではロキソニンの服用を中止すると痛みが、特に大腿骨から骨盤にかけての、ひどく結局また鎮痛剤を服用してしまったのですが、その痛みががいくらか引いているのです。これなら何とか我慢できる程度です。もしかしたら副腎皮質ホルモンが効き始めたのかもしれない。鎮痛剤もロキソニンの代りに試してみようと思って、ボルタレンを貰ってありますがまだ試してません。

8月24日あたりまでは状態は一進一退、ロキソニンもだいぶご無沙汰したので次をと思って、ボルタレンを服用して見ました。効果はロキソニンと余り代わりないようです。その日の夕刻に、抗うつ剤を試して見ませんかとの話があり、トリプタノールを服用してみることにしました。これはMSコンチンの補剤として痛み抑制、また食欲増進にも有効かもしれない、それと良く寝むられるからと勧められました。

就寝前に一錠服用、それで11-4時ごろまで寝てしまいました。8月25日朝は吐き気もなく、食べられなかったパンがようやく半分ほど食べられました。起き上がっての痛みもずっと少なくなり、これはいいなと思いました。そして昼食も約8割。ボルタレンは一回限りで中止です。

症状が落ち着いたところで8月27日に早速外出、自宅に帰って気になっていたホームページのアップデートをしました。それと何とか病院からアクセスしたいと思いそのセットアップ。それで時間がいっぱいでメールの返事や掲示板への書き込みは出来ずじまいでした。病院へ戻って公衆電話でトライしたのですが結局メールの送信は出来ず、息子のIDを借りているのでやはり無理のようです。

8月28日は朝から気分が良く、久しぶりに3食共に完食できました。この前は一体いつそんなことがあったのか、思い出せないほどです。それで8月29日から女性ホルモン(ホンヴァン)の集中点滴を始めました。250mgを500mlの生理食塩水に入れて5時間の点滴。9月1日からは薬液が500mgに増量されました。ところが気分が何とかもったのもこのあたりまで、再び食欲不振と吐き気が出てきました。食事を見るともう全然食べる気がしない。9月4日の昼食を最後にとうとう絶食状態になってしまいました。そして殆ど食べないのに吐き気が続き、吐くものは何もないのに日に2回も吐く始末。栄養補給のため連日の点滴、こんなことが一体いつまで続くのでしょうか。これを機に胃腸の負担になっているかもしれない薬を少し減らさなければと、余り薬効がないと思われる副腎皮質ホルモンを止めて見ることにしました。この薬は徐々に止めないといけないそうでまずは9月5日から量の半減です。

9月7日、ようやく連続点滴が終わりました。やれやれ。後遺症として副作用が激しかっただけにオッパイがプックリとふくらみ、乳頭が径約1.2cmくらいで黒々としピリピリと痛い。体重も68kgまで減っています。排尿力が落ちたのか両足にむくみが。でも最大の副作用、吐き気がありがたいことに治まって来ました。8月30日に159あったPSAも108まで下がりました。苦労が報われた訳です。

疼痛コントロールを勉強しているという看護婦さんに、話を聞いてもらいました。結論的にはやはりMSコンチンの量が不足かもしれない、口から入れるのがいやなら点滴で増量を試して見てはと、体調と相談してやってみることにしました。それと定期的な補薬の使用。座薬を定期的に日に2回使う事が提案されました。これは早速やってみました。痛みには確かに効きます。ところがおかしなことに肛門周りの感覚が鈍くなり、熟睡中に便漏れが起きたのです。鎮痛剤の副作用?かと思ったのですが、場合によってはこの周辺の麻痺が始まったおそれがあります。そういえば心なしか下肢あるいは足の裏あたりの感覚が、旨く表現できないが普通ではないような気がします。整形外科では仙骨周りの神経が圧迫された結果との診断です。

チョット体調が良くなると、すぐに里帰りの心がうずきます。9月9-10日と外泊にチャレンジ。多少の口まずさは残っていても、我が家の食事はさすがに口に合います。グルメツアーとは言えないまでも、一泊2日で体重2kgアップ。気分的にも落ち着いて、掲示板への書き込みもずいぶん出来ました。しかし体重が増えたのはどうも水ぶくれのようで、足がだいぶむくんでいます。これはおそらくホンバンの副作用−体液がたまることがある−なのでしょう。9月13日、整形の診察を受けました。仰向けになって足を抑えられて、はい足を上げてと言われてもまるで力が入らない。腰のX線写真をとりました。所見はやはり変形性脊椎症、腰椎の4・5番、仙骨との間がX線ではっきりと分かるほど椎間板が磨り減っています。

9月14日、またまた里帰り、今度は3泊4日です。祝日をはさんで連休なので、家に帰ってどの程度の生活が可能かの試しです。しかし本当は14・17日のオリンピック・サッカーがゆっくりと見たかったのです。その甲斐あって連勝、やわらチャンの金メダルもじっくりと見ました。でも家での生活は残念ながら落第点。足腰の痛みがひどくて思うように動けない。まるで横になったきりで、自分で自分のことが出来ないのです。もっと痛みをとらないと、とても家には帰れないと痛感しました。
(2000年9月記)


3度目の入院-3