BIO HAZARD

〜 悪夢の始まり 〜


PS/SS用ゲーム「バイオハザード」のオープニング部分を個人的な主観に基づき物語にしてみました。
ちなみに、主人公はジルです。


1998年7月25日

S・T・A・R・S ブラヴォーチームが 消息を立ってから丸1日が経とうとしていた。
ブラヴォーチームは ここ数週間にラクーンシティ郊外で起こった猟奇殺人事件を調査中に市街の森林地帯で消息を立った。

S・T・A・R・S は、アルファチームとブラヴォーチームが有り、今回消息を立ったブラヴォーチームの捜査に、我々 アルファチームが乗り出したという訳だ。

アルファチームは今ラクーン市上空を、ブラヴォーチームが消息を立った森林地帯に向けて飛んでいた。

「もうすぐ 森林地帯だ・・・・」とブラッド
遠くに煙が上がっている・・・
「見て!クリス!」
私は 近くに居たクリスに声をかける。
「あれは、ブラヴォーチームのヘリだ・・・・」
ブラヴォーチームのヘリは 無残にも墜落して まっぷたつになっていた。
「ブラッド・・・ヘリを近くに降ろしてくれ・・・・
 下りて調査しよう・・生存者がいるかもしれん・・・」
「了解!」
私達の乗ったヘリは、森林地帯の一角に降下し始めた。

私達は墜落したブラヴォーチームのヘリにたどり着いた。
が、そこには生存者の姿は見当たらなかった。
「なんてことなの・・・・」
「辺りを調べてみよう・・・何かあるかもしれん・・・」
私達は辺りを調査し始めた。遠くて野犬の遠吠えが聞こえる。
数分後・・・ジョセフが何かを見つけた。
「おい!みんな こっちに来てくれっ!・・・デューイのベレッタだっ!」
ジョセフは、見つけたベレッタを拾い上げる。
しかし、彼の拾ったベレッタには それを強く握りしめる 手首だけが付いていた。
「うわぁーーーっ」思わず悲鳴を上げるジョセフ
その悲鳴を聞きつけて、何者かが彼に襲いかかる。

バーン・・・

ジョセフの物と思われるショットガンの銃声があたりに響いた。
私達は 銃声のあった方に向かって駆け寄った。
「ジョセーーフ」
そこには血まみれで倒れている彼の姿があった・・・
空中に向かって見開いた瞳には恐怖の色がしみついていた。
しかし、私達には 彼の死を悲しんでいる時間はなかった。
そう、私達は 闇の中に彼を襲ったと思われる無数の野犬の姿を発見したのだ・・・
「この野郎っ!」
クリスは野犬に向かって銃を撃つ。

バスッ!バスッ!バスッ!

弾が野犬に命中する音が聞こえる。鮮血がほとばしる。
しかし、野犬は何事もなかったかのように 向かってくる。
「なんてこった」
「ひとまず 逃げよう・・・ヘリまで 急げっ!」
私達はヘリに向かって 走っていった。
しかし、私達が着いたときには ヘリは既に上空をシティに向かって飛んでいた。
「ここだぁっ!帰ってこい!」
クリスの叫びもむなしく、やがてヘリは私達の視界から消えていった。
後方からは魔犬が私達に向かって襲ってくる。
「ちきしょう!」
私達は再び闇の中を駆け出した。

どれだけ走っただろうか・・・
私達は前方に大きな館を発見した。
「ジルっ!あの館まで走れっ!」とクリス
・・・助かった・・・・

そして、私達は 館の中に入っていった。
それが、悪夢の始まりになるとも知らずに・・・


by たこじゃらし