ニュージーランドのクリスマス
今や日本でも大イベントとなったクリスマス、とはいえすぐにもっと大きなイベント大晦日と新年を迎えるので、24日までは盛り上がるけど、25日も午後になるとすっかり年末年始気分じゃないでしょうか。
ニュージーランドのクリスマスは当然ながら夏です。クリスマスホリデーはサマーホリデーでもあるので、大抵の人は3週間程の長い休みを取ります。ニュージーランドには日本のようなボーナスはないのですが、フルタイムで働く人にとって、この3週間の有給休暇がそれに値するものです。ですから12月も20日過ぎになると子供の学校も休み(1月末まで)になるので、家族で海の家へ行くとか、田舎に住んでいる
両親の家に行くとか、海外に行くとか、クリスマス当日は家に居ない事が多いのです。
だいたい12月頭ぐらいから商店はクリスマスの飾り付けが揃い、熱心にクリスマスセールをします。年に一回の感謝の気持ちを込めて、人々は家族や親しい人、お世話になった人へクリスマス用のプレゼントをあげるので、1年で一番ものが売れる時期
だと思います。こちらではギフト用の商品を買っても、ラッピングはしてくれないのが普通で、別料金で頼むか、自分で包装紙とリボンを買ってきて包みます。このラッピングは個性の表れでもあるので、おしゃれな人はとても凝った事をします。
お店の営業時間は23日までは延長して遅くまで売り出しをし、24日までは普通に営業します。そして25日には一斉にお休みになります。26日もボクシングデーと言う休日なので、この日も大抵はお休みです。日本の年末年始と同じような感じです。
クリスマスカードは年賀状のように当日に届くのでなく、クリスマスまでに届くように送るものなので、早い人は12月早々からカードが届き始め、順々に暖炉の前や壁に飾り、クリスマス当日にはたくさんのカードでリビングが飾られます。また、クリスマスツリーも山から小さい松の木が切り出され、1本10ドルぐらいで道端で売られ始めます。このツリーも日本のように26日には片付けるのでなく、お正月の門松
と同じように、1月いっぱいぐらいまでは飾られます。
ニュージーランドではポフツカワという、この時期になると真っ赤なねむの花のような房状の花をいっぱいにつける、海岸沿いに生えている大きな木をクリスマスツリーとも呼びます。そして鉄砲ユリをクリスマスリリーと言ってクリスマスに家に飾ります。これも日本の千両みたいな縁起ものみたいです。または真っ赤なバラの花束も人気があります。
クリスマスのパーティは12月に入れば週末ごとにあちこちで行われ、友達同士のパーティはこの時期にすませ、本番の25日のディナーは家族や親戚が集まって過ごすというパターンです。これらのパーティは大抵がバーベキューになる事が多く、まあニュージーランドでは、何時でもパーティといえばバーベキューって言うくらいBBQな国です。ですから、ホスト側もあまり気を使わずに気楽に出来るのが、この料理の
魅力ですし、ポットラックパーティという参加者1品持ちよりパーティも盛んです。
ニュージーランドのクリスマスメニュ-は・・・・
ベイクドハム・・・これが王道のメインメニューです。ブタの骨付きモモを丸ごとハムにしたものをオーブンで焼き目を入れて飾り付けます。ブタのモモ1本分ですから5〜10キロぐらいの大きなものをどんと出します。
ローストターキー・・・ハムかターキーがメインに選ばれますが、ハムの方がやはりポピュラーです。ローストチキンが普段のお惣菜料理なので、ハムの方がごちそうのインパクトがあるせいかもしれません。夏の暑い時なのでコールドターキーにする事
もあります。
コールスロー・・・または何か冷たいサラダ、冬のクリスマスと違って野菜が豊富なので、アスパラガス、インゲン、トマト、ズッキーニ、ブロッコリー、カラフルな大きいピーマンなどの夏野菜がたくさん添えられます。
クリスマスケーキ・・・日本では生クリームのデコレーションケーキが主流ですが、ドライフルーツがたっぷり入ったフルーツケーキがクリスマスケーキです。これは各家庭の主婦が、12月はじめに手作りして寝かしておいて、親類や友人に配ったりします。それぞれの主婦にそれぞれのレシピがあって、各家庭のクリスマスケーキは味が違います。味は大抵が素晴らしく甘く、こってりとして、ケーキ部分よりドライフルーツが多く、小さい一切れを食べると十分です。甘いものが苦手な人は遠慮したいところですが、これは縁起ものに値するので、パーティに招待されて、勧められたらとにかく一切れは、食べた方が賢明です。実はうちの冷蔵庫には去年貰ったクリスマスケーキが、未だ食べ切れずに残っています・・・。
デザート・・・アイスクリームやムースなどの冷たいデザートに季節のフルーツが添えられます。イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなどのベリー類、さくらんぼ、スモモ、アンズ、桃、ネクタリン、ブドウ、スイカ、などなど季節の恵
みが華やかにテーブルを飾ります。
これらのメニュウを庭やベランダにテーブルを設えてパーティは外で行われます。また、ピクニックバスケットにして、ビーチに持っていったり、公園で行われるクリスマスコンサートを見ながら、パーティを楽しみます。クリスマス当日はビーチや地方のリゾート地は賑やかでも、オークランドでは特に住宅地は静かなものです。また、街中も店が一斉に休みなので、閑散としています。
クリスマスは、私達にとっては特に祝う理由はないのですが、移民者同士、何家族かで集まってささやかなパーティをする計画です。日本人の気持ちとしては新年に、もう少し大がかりなパーティをしたいなと思っていますが、これから仕事が忙しくなるので、今のところ未定です。何だかニュージーランドはのんびりしていて、年が変わるという実感が湧きません。あの日本の忙しない空気がないと、やっぱり、新年が来
るような気がしませんね。

