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道場寺は豊島山といい曹洞宗(禅宗)の寺です。この寺は、文中元年(1372)当時の石神井城主豊島景村の養子輝時(北条高時の孫)が建てたもので、その時、輝時は自分の土地を寺に寄付して豊島氏代代の菩提寺としたと伝えられております。
今でも豊島氏の菩提が弔われ、境内には文明9年(1477)太田道灌に滅ぼされた豊島氏最後の城主泰経や、一族の墓と伝えられる石塔三基があります。

三宝寺は南北朝時代の応永元年(1394)、権大僧都幸尊が開山したと伝えられております。
文明9年(1477)石神井城落城の後、現禅定院(東方約500メートル)付近から現在の地に移ったと言われています。後北条氏や徳川氏からも
保護を受け、江戸時代には近くに数十の末寺を持ち、府内八十八カ所巡りの第十六番札所となっていました。
また、「御成門」と言われている山門は、三代将軍家光が狩をした時、ここを休憩所としたことからこのように呼ばれるようになりました。
←御成門

後北条氏の一族増島重明が慶長18年(1613)に開き、弟の重俊が諸堂を建立、大和長谷寺の秀算を招いて開山とし、長命寺と称したと伝えられている。
寺の規模は高野山に倣ったもので、東高野山または新高野山とも呼ばれ、庶民信仰の霊場としても広く知られております。

室町時代に豊島氏が石神井城築城の際に城内に創建された。大田道灌に攻められて落城の後は、石神井の総鎮守として崇敬を集めている。豊島氏の子孫が奉納した石灯篭(:元禄年間)等があります。

道 場 寺
三 宝 寺
長 命 寺
氷川神社