二つの顔を持った
石神井公園
石神井池(ボート池)は、かっては三宝寺池から水路が引かれ田んぼであったところ。そこに昭和8年その水路をせき止めて造った人工池で、ボート遊び或いはチビッ子を中心とした魚釣りで賑わっております。もっとも、平日は昔のチビッ子達で一杯ですが、休日は家族連れがピクニック気分で終日楽しんでおります。 一方の三宝寺池は周囲に武蔵野の雑木林が広がり、豊富な自然が残されておりボート池とは対照的に静寂の趣があります。三宝寺池の南側にはこの地を領有していた豊島氏の本城だった石神井城跡があり、太田道灌に滅ぼされた一族にまつわる伝説や悲話が残っております。 |