諏訪湖周辺の美術館
北澤美術館・本館 アール・ヌーヴォーからアール・デコ期のガラス工芸の代表的作家エミール・ガレやドームらの作品1,000余点を保有。19世紀末から20世紀前半にかけて、華麗な華を咲かせたフランス装飾芸術の粋を観ることができる。また、現代日本画壇を代表する巨匠・東山魁夷や杉山寧、山口華楊などが描いた作品を多く収蔵・展示している。
美術館正面
ラリック立像「シュザンヌ」
喫茶店からは諏訪湖が一望できる
北澤美術館・新館
SUWAガラスの里
北澤美術館が誇るガレ、ドーム、ラリックの三大コレクションから選ばれたガラス工芸品の企画展示と陶磁器や木工、漆芸など工芸全般を対象とした展覧会など多角的な展示活動を展開している。
新館、SUWAガラスの里
ビニーニ工房「ダンサー」
エミール・ガレ「フランスの薔薇」
ガラス工房では見学はもちろん、吹きガラス体験やトンボ玉製作、ガラス彫刻などができる。また、日本最大級のガラスショップがあり、約1万点のガラス作品が揃っており圧巻だ。
ハーモ美術館ーアンリ・ルソーと素朴派の画家達ー
産業用ロボットの創業者、濱富夫とディレクター関たか子によって1990年4月開館。純粋な視点から自由な感受性を表現したアンリ・ルソーによって開花した、パントル・ナイーフを常設展示し、個性的なコンセプトを持った美術館として世界でも注目されている。コンクリート打放しの半円が交差したリズミカルな建物からは遠く富士山を望め、そのロケーションは素晴らしく、県のサンセットポイントにも選ばれている。四季の移り変わりと共に心に優しい絵画が鑑賞できる。館内には諏訪湖が一望できるティールームや売店もある。常設展のほか、年2回春と秋に特別展を開催するほか、国内外の美めぐりの旅も企画しており、ティーセントホールを中心に、様々な芸術文化発信地として、また、文化交流の場としての活動を展開している。
原田泰治美術館ー諏訪市出身ー
朝日新聞日曜版のフロントページに連載された「原田泰治の世界」で印象に残る画家。「ふるさと」をテーマに全国を取材し、石垣の一つ一つ、野に咲く花の花びら一枚一枚に愛情を込めて書き上げた作品には、懐かしい故郷の風景に出会った感じで、心癒されるものがある。鑑賞後諏訪湖を眺めながら、お茶するとしばしの感傷に囚われる。
蓮の花
ユニークな外観
諏訪湖に面して建つモダーンな建物
小さな絵本美術館
絵本作家「さとうわきこ」が主宰する、リンゴ畑の中に建つ小さな美術館。「大人のくせに本気で、ある
いは楽しみに子供の本とつきあっている人々は、いつかどこかで知り合うものだ・・・」というベッティーナ・ヒューリマンの言葉をテーマに活動を展開している。日本のみならず、海外の絵本作家の原画や作品を展示。独自の企画で展示を行っているため、他では見ることのできない作品に出会うことも。館内にはゆったりした時間とアットホームな雰囲気が漂う。子供たちには空想の世界の広がりを、大人には我を忘れて夢中になる世界をもう一度、という願いを込めたたくさんの絵本や絵が待っている。
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