三つある城門の一つサン・ルイ門
ケベック州議事堂。広大な芝生の敷地の上に建つルネッサンス様式の白い石造りの建物。外観や青と赤の大広間はベルサイユ宮殿を思わせるほど豪華。
テラスデュフラン
中心街ダルム広場近くの絵画の店
ケベック〜モントリオール
中世ヨーロッパにタイムスリップしたような、北米唯一の城壁都市ケベックは、ユネスコの世界遺産に登録されている。"狭くなったところ"を意味するケベックは、その名のとおりセント・ローレンス川が川幅を狭くする断崖の上に拡がる城砦都市である。1608年フランス人探検家サミュエル・ド・シャンプランが入植してからは、英仏が植民地をめぐって衝突。以来植民地時代の戦場の面影と古きよきフランスの香りを今に残している。日常生活でフランス語が中心とのことだが、英語も十分に通じた。
セント・ローレンス川沿いの高い断崖の上にそびえ立つ星型の城砦。1783年フランス軍により建設が始められ、その後イギリス軍が米国軍の攻撃に備え1820年から30年以上の歳月をかけ、今日の姿に築き上げた。現在もカナダで唯一フランス語だけを話すカナダ陸軍の軍事施設となっている。夏季は毎朝10時から衛兵の交替式が行われる。内部には軍事博物館もある。
ケベックを象徴するホテル、シャトー・フロントナック。1893年創業。顧客リストにはイギリスやオランダなどの各国王族や元首、アメリカ大統領などが名を連ねる。欧米の有名人やスターもよく宿泊し、北米で最高峰にランクされている。フランス領時代の有名な総督、フロントナック伯爵から名づけられ、外観は中世の城そのもの。セント・ローレンス川に面したダイニングルームは優雅なもてなしと料理の味に定評がある。日本語のパンフレットや和食の朝食もある。また、館内案内のツアーもある。私達は郊外のホテルに宿泊したため、散歩の途中館内の見学と、トイレ(これがまた極めて豪華なもの)を利用した。
シャトー・フロントナック
シャトー・フロントナック・ホテルの下をセント・ローレンス川沿いに張り出した板張りの遊歩道。セント・ローレンス川とオルレアン島が一望でき、朝と夕暮れの眺めは特に美しい。
川に向かって右奥へ行くと、300段もの長い階段が続く「知事の遊歩道」へとつながり、シタデルへ出る。
また、セント・ローレンス川には世界一周の観光船などが出入りしており、その優雅な姿を眺めることができる。  
ダルム広場の犬を使ったパフォーマンス
北米最古の350年の歴史を持つノートルダム聖堂。ケベックのカトリックの中心。
ケベックの名物料理「兎料理」を食べたレストラン「ラ・カルベラ」。ホテルのコンシェルジュから紹介を受け出向いたが、味はイマイチだった。
昼に下町のプチシャンプランを歩いたとき、シャンソンの弾き語りをしていたパフォーマがいたが、偶然この店でもやっており、こちらから昼間会った旨話し掛けると、調子にのり日本の歌「さくら、さくら・・・」を歌ってくれ、うれしいような恥ずかしい思いをした。(国旗がはためいている所がレストラン)
VIA(大陸横断鉄道)ケベックの駅。この始発駅からモントリオールまで約3時間の旅。沿線に展開する風景が素晴らしかった。飛行機とはまた別の味がある。
ケベック
モンモランシーの滝
ケベック市内からセント・ローレンス川沿いに、約10km下った所にある滝で、高さ83m。あのナイアガラ瀑布の1.5倍という高さである。切り立った断崖から轟音を立てて、大量の水がセント・ローレンス川に垂直に落ち込む様は見る者を圧倒する。
滝の間近を通るロープウェイからの眺めは凄い迫力がある。
メープルシロップ工場
ケベックシティの北東約10km、セント・ローレンス川に浮かぶオルレアン島。1636年の入植以来、ノルマンディーの面影を色濃く残す島で、農業を中心とする牧歌的な生活が営まれている。リンゴやイチゴなどの果樹栽培が盛んで、メープル林やイチゴ畑が広がり、まさにフランスの田園といった感がある。
メープルシロップはどんな楓の木からも採れるというわけではなく、シュガーメープルという種類の木だけから採れる特別な樹液である。ここで飲んだ添加物を一切加えない純粋なシロップは格別に美味しかった。勿論土産も大量に購入した。
モントリオール
セント・ローレンス川の川中島であるモントリオールは、伝統と最新の融合「北米のパリ」と呼ばれ、トロントに次ぐカナダ第二の都市。近代的な高層ビルが林立する新都市とフランス色の濃い旧市街が美しいコントラストで隣接している。さまざまな文化、流行の発信地でもあり、国際的な映画祭やジャズフェスティバルなども多く開催されている。
ノートルダム大聖堂
1829年建立のネオ・ゴシック様式の聖堂は、旧市街最大のみどころ。19世紀後半に改修された堂内は、天井の青やステンドグラスが神秘的。世界最大級のパイプオルガンで定期コンサートも行われている。
モン・ロワイヤル・パークの西にある。病気を治す数々の奇跡を行ったアンドレ修道士が聖ジョセフに捧げた小さな礼拝堂を後に巨大に建て直したもので、1960年に完成した。
サン・ジョセフ礼拝堂
シタデル
下町のショッピングタウン、プチ・シャンプランは「北米最古の繁華街」といわれる。路地の両側には、しゃれたカフェやレストラン、陶器やアンティークの店がぎっしりと軒を連ね、ちょっとしたパリの街角のような雰囲気。

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ケベック〜モントリオール