マートン・カレッジ
オックスフォード
ロンドンの西北西約100km、テムズ川の上流にあるイギリス最古の歴史を有する学園都市。もとは羊毛の集散地として栄えたこの小さな町は12〜13世紀から学問の町として急速に発展した。別名「尖塔の町」(The City of Dreaming Spires)とも呼ばれるとおり、ゴシックの壮麗な塔が立ち並ぶ。物静かで歴史を感じさせる景観はまさに学都にふさわしい。
クライスト・チャーチ
尖塔(礼拝堂)
1525年にウルジー枢機卿によりカーディナル・カレッジの名で創立されたオックスフォード大学は、その後1546年に国王ヘンリー八世によりクライスト・チャーチ・カレッジとなった。多くの政治家を生んだことで有名なこの大学には、いくつものカレッジや施設が集まっている。クライスト・チャーチの名前の起源となった礼拝堂は、12世紀にまでさかのぼる歴史をもつ。グレート・トムの名で親しまれている古い大きな鐘は、かってすべてのカレッジに門限を知らせていたもの。創設当時の学生の数に因んだ101の鐘の音を毎晩9時5分過ぎに鳴らしている。
1264年創立のオックスフォードで最も古いカレッジのひとつ。ここの図書館は、蔵書もさることながら内装の重厚さでも一見の価値あり。
日本の現皇太子殿下が留学されていたことでも有名。
ボドレイアン図書館
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1602年トーマス・ボドレイ卿によって創設された現存する世界最古の図書館。イギリスで出版されるすべての本は、この図書館に収められることになっている。現在は新図書館へ移されている。
ストラトフォード・アポン・エイボン
文豪シェークスピアの生誕地として知られる町。イギリスを代表する人気観光地とあって、大駐車場にはツアーバスが何台も並ぶほど賑うが、昔ながらの白壁に黒い木の柱が特徴の家々が連なる街並みは健在だ。エイボン川の流れる公園には人々が憩い、町の中心から一歩離れると、緑の丘の羊たちが穏やかな表情を見せてくれる。
1564年シェークスピアは羊毛商のこの家に生まれ、青春時代の初期までを過した。エリザベス朝時代の建築様式の木造の家で、低い天井と当時のままの家具が、中流階級の暮らしぶりをしのばせる。
街中の風景
ホーリー・トリニティ教会
文豪シェークスピアが眠る教会。13〜14世紀の建築様式が美しい。→
妻アン・ハサウェイの家

庭と果樹園に囲まれた、美しい茅葺き屋根のコテージは、シェークスピアの妻アンが結婚以前に住んでいた家。もとは裕福な小地主のハサウェイ家の所有だったが、1892年にシェークスピア生家財団によって購入された。屋根裏部屋の寝室、暖炉とパン焼きオーブンがある台所など当時のまま保存されている。

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オックスフォード〜ストラトフォード・アポン・エイボン