軽井沢のホテル
避暑地として100年以上の歴史を持つ軽井沢には、多くの外国人避暑客に愛されてきた華やかでクラシックなホテルや、宿場時代の面影を残す旅籠屋造りの旅館が今も息づいている。
万平ホテル
軽井沢を代表するホテルはこの「万平ホテル」でしょう。
1894年(明治27)軽井沢で初めて西洋式ホテルとして開業しました。光沢を持つ立派な柱や、アンティークな家具調度がクラシカルムードを漂わせています。ゆったりしたツインルームが全部で13室の本館アルプス館、インターネットを完備した新ウスイ館、ファミリー用コテージなどの趣きの異なる部屋も魅力的です。
宿泊以外でも人気が高く、レストランのランチコースやカフェテラスでのコーヒなどは予約なしではマズ入れません。

宿泊料金      通常   セミシーズン  ハイシーズン
アルプス館ツイン 34.700円   40.500円   55.500円
ウスイ館ツイン   92.400円   92.400円  138.600円
ランチコース       カフェテラス
5.000円〜12.000円  コーヒ600円〜 ケーキ650円〜
万平ホテルのレストラン
ステンドグラスが美しい
ジョン・レノンと軽井沢
あのジョン・レノンも軽井沢をこよなく愛していた一人。夫人オノ・ヨーコの親族が過していた小野家の別荘があったため、ヨーコ自身は幼少の頃から軽井沢に親しんでいた。ジョンは、当然のことながら、ヨーコと出会って軽井沢を知ったはずだが、軽井沢の風土がイギリスの田舎によく似ていることから、非常に好んだという。
お忍びの来日だったため、マスコミの目が届かない軽井沢は絶好の休養地。彼らはいつも万平ホテルに滞在、76年〜79年にかけて何度もここを利用している。滞在の際は3つの部屋を利用。ジョンとヨーコの部屋、息子のショーンの部屋、そして付き人用。夫妻が気に入り、よく利用たのが128号室で、今も客室として利用されている。自由に羽を伸ばしたジョンは、ホテルのレンタサイクルで軽井沢を徘徊、ベーカリーやデリに行ったり、時には遠出してお気に入りのカフェ(南軽井沢の離山房、作家の水上勉が店名をつけた)でくつろいだりもした。
ホテル鹿島の森、広大な芝生が広がる
原生林を含めた約33.000uの敷地に建つホテル。軽井沢の自然に調和した2階建てで、プロバアンス風の明るい雰囲気の客室は、スタンダードツインからスイートまで5タイプが揃っています。また、すべての客室が美しい庭園に面しており、2階はバルコニーつき。野鳥やリスが訪れる芝生の庭、中庭にある遊水地は散歩に最適。地元産の食材を中心にしたフランス料理のレストランは美味ですね。
つるや旅館
江戸初期に中山道の旅籠として開業した軽井沢きっての老舗。宿場時代は軽井沢を通過する多くの旅人がここに休泊したことでしょう。大正から昭和にかけ文人たちも多く常宿しています。島崎藤村、芥川龍之介、堀辰雄などです。千本格子と入り口の辻行灯が、宿場町時代の雰囲気を醸し出しています。旧軽井沢の山の手、つまり旧軽銀座の一番奥にあります。
その他のホテルとしては、最大規模のプリンスホテル、フランス料理がおいしいホテルマロウド軽井沢、旧軽井沢ホテル音羽の森、一戸建てコテージで温泉付きのホテルブレストンコートなどがあります。さらに、小規模のホテル、ペンションは沢山あります。ハイシーズンに比べて通常シーズンとかセミシーズンになると、かなり安く利用できますから頭の使いどころですね。

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