またもや、旧車のページが増えてしまいました。
これは、98のTZRです。 俗に言う「後方排気の初期型」て奴です。
 このスタイルに見せられて、買った人も多いはず この当時最新型のデルタボックスフレーム、すらっと伸びたテールエンドから見えるサイレンサー、低く長い全長、カッコ良いですよね
 その見た目とは、裏腹に苦労した人も多いはず、どこをドウとっても性能面では、NSRのほうが優れてましたものね。
 なんせ曲がんないんですよ、この後の90で、スイングアームの補強を取ったり、倒立ホークにしたりしてましたが、何せ、全長、ホイルベースが長く、重心が低いんです。 
 それに遅い、パワー不足を、感じましたよ。
その時、乗ったのもここに写ってる車体でした。  周り回って私の手に・・・・・・
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後方排気執念の復活

 何だカンダと悪口を書いてしまいましたが、私は、あの音に魅せられてしまった一人なのです。
 この車体は、形はボロイですが、SPコンピューターとSPチャンバー(イシイ懐かしい)が入っています。 元は、SPのレーサーでした。
(ちゃんとすれば65〜70PSのバイクなんです。)
 こんな面白いバイクほおっておく手は無いでしょう
 ストリートなのでエアークリーナ等が、入りますが、今度は、レギュレーションが無いのでシリンダー加工OK何ですね   という事は・・・・・・   楽しいと言う事です。

 しかし、大変残念事に、現在、私の所有するバイクは、ここに出で来てない物もありとても私の手には、予算的にも負えません。
 持っていても、走らせないんじ意味がありません。そこでたまたま普段の足バイクが無かったノッポさんに、「無期限、無料レンタル」をする事になったのです。
 (ノッポさんわかんない人は、ほかのページも見てね 借り物のバイクで、出かけ砂箱とお友達になり帰りは、手信号で帰ってきた伝説の方です。)

 持って来た時は、4年間雨ざらし放置錆サビ状態でした。
それを、ノッポさんが、自宅ガレージでほとんど全バラしてここまで綺麗に組み上げたのです。
 さすがにホイルなどは劣化がひどく再塗装要のようですが・・・・  我慢・我慢・・・
ここまで組み上げるまでに、アクセルワイヤーの動きが悪くて調べたら、ほとんど切れかかって交換したり、その他、油脂類全交換、G/K代だの、大変だったようです。
 キャリパーの固着でO/H ・ エンジンもO/H さらに チャンバーの再塗装まで全部自分でやってました。

そんな中、我が家の車庫に、荷物が2つ届いたのは、言うまでもありません。

この荷物に速くなるおまじないを賭けろと言うのです。

デジカメを忘れて、携帯で取ったので全然わからないと思いますが
呪い、おまじないを、かけました。

 バカッ速にしてくれと言う注文でしたが、まずこんな15年以上の前のバイク、走らせることが先決です。
 それにYAMAHAさん得意の個体差を修正して、バリ取程度で、
行ってみる事にしました。
(そこらのショップだと、これでポート加工チュー済みのて言っちゃうでしょうか???)

仕様は、
 SPコンピューター
 SPチャンバー
 修正シリンダー
 エアークリーナーBOX蓋はずし
 
 あと、パツト交換位でしょか    仕様とわざわざ書くほどの事は無い仕様です。

 何だカンダと言いながら、ノッポさんが一生懸命組みました。
しかし、「どうしても他のバイクに付いて行けない」と言うのです、レスポンも何となくパッとしない、まずはキャブ調整 そしたら何と最悪なことにただですら調整しにくいキャブのエアースクリューが固着 我が家の車庫に転がっていたスペアーのキャブに交換調整、
「中間はすごく良くなった、上は「ん〜」と言ってます。
なんせ11,000rpmがやっとらしいんです。
 機会があったので乗せてもらったら何だこりゃKSR250と変わらんじゃないのて感じ、思わず「遅すぎる」と言ってしまいました。
 この異常な遅さ、考えられるのは、

       ○ 15年前のプラグ死亡説
       ○ YPVS不良
       ○ クランクシールの破損

結果は、簡単でした
ノッポさんが、プラグ交換をして、私がYPVSの確認、「TZRは、キーをONにするとYPVS全開のはずなのに、段差が」YPVSの調整不良でした。
やっぱり15年前のバイクあっちこっちきちっと調整しないとね・・・・
 調整後、エンジンかけたらその時点で全然違います。
 その日は、MJが薄すぎたのもありますが、エンジン特性全然違う、乗ってないけど
音が別物「これぞ後方排気、パワーバンドに入った瞬間戻ってきたの」と言うくらい排気音激変ガオォォ〜やっぱりこれでしょその後ノッポさんが、地味に毎日MJのセットアップ最終的にはSTDのMJ#180→#280でも気温によってまだ薄いそうです。

家のガンマとシグナルスタートしたけど、ほとんど離れなかった
1速で、20cm位持ち上げてかっこよくスタートしたのが悪かったのかどっちにしても
74psガンマに付いてくる後方排気恐るべし
 リッターバイク乗りの、友達たちも、これは、めっちゃ楽しい  大好評
良かった良かったこれにて完結

 ここで完結だったらこんなのいつもの事UPに値しませんぜ 旦那。
 今回の「TZR後方排気編」いつもと全然違うと思いませんか????
そうです写真が、ほとんどないんです。 そもそもホントに全然UPする気がなかったんです。
それなのにUPしたのかと言うと

事件が発生しました。
携帯に電話が来ました。ノッポさんからです。
   「バイク壊れた、迎えに来て ガソリンも漏れてる見たい工具持ってきて」
近所だったので早々に迎えに行くと 液体を流しているTZRとノッポさん

俺、  「また、水温上げないで回したんじゃないの???」
ノッポ 「セッティング結構キチキチだからチャンとしたよ」
俺、  「焼き付きじゃないの??」
ノッポ 「違う、違う何時もと全然違う、音と言うかフィーリングの壊れ方、クランクだわ」
俺、  「ホント・・・・」
ノッポ 「ホントだって暖気で○○km位走って、暖まったので快調に1、2、3速に入れたらガシャ・ガシャ・ガシャて」
漏れている液体を見ると何とクーランと「何でクーランとが???」

早々、もって帰って速攻バラシ、相変わらずのTZR後方排気、シート等のバラシがメンドクサイそれでも2人なのでエンジン下しまで30分弱いよいよピストン君とご対面

やっぱり 楽しい、写真だと思う人「は〜い」こんな2st初めて見たコンロットがポッキリ、シリンダーを、叩いちってます。

コンロットに、ケースも叩かれボロボロ「南無阿弥陀仏」です。
これは、冷却水も漏れますよ。 ウオータージャケット貫通です。

壊れた瞬間に、腰下の異常だと気が付くノッポさんさすが元レーサーすばらしい
 で・・・・・   何時もの異常と違うと言う事が直ぐわかる位、焼き付き付かせるて何個ヤッツけたの????

「さすがTZR後方排気360度クランクだったもね」
そんなはずないですよ、180度クランクなのに両方とも下死点・・・・
イエイエ向かって左は、下死点以下じゃないですか
「こんな面白い写真UPしないでどうするんですか」
楽しい、写真だと思う人「は〜い」これがUPしたいが為に、文才の無い私がノンフィクションライターになってしまいました。 疲れた・・・

原因は、15年間の金属疲労に、フルパワーでしょうかね???
我が家のスペアーE/gも右シリンダーが無いので断念しました。

原因わかる人教えてください。 

その後、某YオークションでTZR後方排気のE/gが、格安で玉数も結構あることを発見、もうNewパーツ手に入れたらしい

と 言うことは
格安で玉数も結構ある→また壊しても良い→実験が出来る→

今度はホントのハイパワー化OK

パワーリフトが、楽々と出来る後方排気  へへへへへへへ・・・
またまた楽しくなってきたぞ・・・・・つづく (予定)

(ちなみに今回の仕様でも、気温が合うと少しはパワーリフトしたらしい)

お暇な方は、こちらへどうぞ→

参考写真、本とは、本文後半の作業風景

2、フルパワー化チョット待った・・・・やっぱりそこそこで、

1、後方排気執念の復活

2,1 、ピストンヘット拡大

3、初めて・・・・